親としてのリーダーシップ

素直に「ごめん」が言える子に育てる極意|謝り方はこう教える!

素直に「ごめん」と言ってくれたら楽なのにな~。

こう思ったことはありませんか?

結論からいうと、謝ることへの「意味づけ」しだいで素直に謝る子になります。

つまり、「ごめん」という言葉にどんな意味を与えてあげるかがカギになります。

一口に「謝る」といっても2パターンあると思います。

1.<関係性をよくしたいと思っているパターン>

仲のいい友達・好きな子・遊んでいて楽しい子など……

  • 関係性を維持していきたい
  • 関係性を壊したくない

2.<その場さえ丸く収まればいいパターン>

はっきり言ってどうでもいい・別に仲良くしたくない・めっちゃ嫌いなやつなど……

とにかく、その場さえ丸く収まればいいな~というパターンです。

今回はこの2つのパターン別に、素直に「ごめん」が言える子に育てる極意を解説したいと思います。

音声で聞きたい方はこちら!

関係性をよくしたい相手に対する謝り方はこう教える!

関係性をよくしたい相手に謝るときに大事なのは、「相手の気持ちをどれだけ考えて反省したのか」を伝えることです。

でもこれを、言葉だけで伝えるのはむずかしい。。。

  • 相手の気持ちを「考える」とか
  • 相手の気持ちを「気遣う」とか
  • 相手の気持ちを「思いやる」とか

そういうのって言葉で言われてもわからないじゃないですか。

じゃあどうすればいいのかというと、

謝られる側を体験させてあげればいいんです。

実際に、

自分の気持ちを真剣に考えてくれて、心から「ごめん」と謝ってくれたら、どういう気持ちになるのか・・・

ということを体験させてあげることが大事です。

これが、相手の気持ちがわかる「きっかけ」になるんです。

実際にどうやって謝るのか。

僕が実際に息子に謝った例をあげて、説明したいと思います。

息子の気持ちを考えずに怒ってしまった例

息子(長男)と娘(長女)が遊んでいて、「痛い痛い」って言ってるのにやめずに泣かせたことがありました。

状況としてはこうです。

そのとき「泣かせた」というところだけを見て、息子を叱ったんですよね。

「なんで「嫌や!痛い!」って言ってるのにやるねん!

人が嫌がることをすんな!!!」

という感じで。。。

そのあと嫁に、どういういきさつで妹を泣かせたのか(真実)を聞きました。

じつは楽しく遊んでいた・・・と。

息子はちゃんと手加減していたらしいんです。

最初はお互い笑いながらじゃれてたけど、途中からちょっと痛かったみたいで。。。

でも息子は「痛い」という妹に対して、

「え、こんなん痛くないやろ? うそやろ?」

みたいな感じだったらしいんです。

・・・で、そのまま続けていたら、泣いてしまった、と。

(え、こんなんで泣くん? 痛くないと思ったのに・・・)

という感じで息子もビックリしたみたいです。

ちゃんと手加減してたわけですから。

真実を嫁から聞いたとき、息子の気持ちをぜんぜん考えてなかったことに気づきました。

ちゃんと気をつかって遊んでたつもりやったみたいなんですよね。

それって息子の「やさしさ」じゃないですか。

そこを見ずに、泣かせてしまった一部分だけを見て僕は怒ってしまったわけです。。。

少し時間をおいて、二人きりになったタイミングで謝りました。

実際に謝った形はこんな感じです

(いつもと違う真剣なトーンで)

父「お父さん、謝りたいことがあるねん」

(いつもと雰囲気が違うことに戸惑っている)

子「・・・え、なに?」

(子供の気持ちを考えて反省したことを伝える)

父「ジン、遊んであげてたんやろ?」

父「お父さん、泣かせたところしか見てなかったからすごい怒ってもたやんかぁ、

それでな、ジンの気持ちを考えずに一方的に怒ってしまったことで、すごい嫌な思いをしたやろなと思って。。。

悪いことしたなと思って、、、お父さん謝りたいと思っとるんねん」

子「え、そ、そうなん?」

(ここで、心を込めて謝る)

父「ほんまにごめんな・・・ジン・・・」

謝ったあとの息子の反応はというと・・・

息子はどういう反応をしたのかというと、なんかね、すごいうれしそうにしていました(*^^*)

「自分の気持ちをそんなに考えてくれたんや」

「ちゃんと自分の気持ちをわかってくれたんや」

って思ったんでしょうね。

実際に息子の気持ちはすごく考えたし、ホンマに悪いことしたなって気持ちで謝りました。

そういう思いで謝れば相手がどういう気持ちになるのかを、身をもって体験させたということです。

これを体験することによって、「こういうふうに相手の気持ちを気遣えば、相手はこういう気持ちになるんや」っていうことがわかったはずです。

ここがわかれば、自分が謝る立場になったときに、すごく謝りやすいじゃないですか。

自分が相手のイライラや嫌な気持ちを取り除いてあげれるわけです。

(まぁ相手に嫌な思いをさせたのは自分なんですけど 汗)

しかも、相手はうれしいわけですよね。

なぜなら、そこまで自分の気持ちを気づかって謝られることってなかなかないからです。

そうすることによって、「より深い関係性が築ける」ということです。

そのためにも、親は言葉で「相手の気持ちを考えないとダメ」って教えるんじゃなく、実際に親自身が心の底から謝ってあげる、愛情を見せてあげることで、大切なことが伝わるのかなと思います。

これがわかれば、素直に謝りやすくなります。

謝らされるんじゃなく、自分の意思で謝ることができるようになるんです。

その場さえ丸く収まればいいパターンの謝り方はこう教える!

その場さえ丸く収まればいいというのは、反省しなくてもいいという意味ではなく、反省することと謝ることを”別々に考える”ということです。

そのためにも、

  1. 感情を切り離して冷静にさせる
  2. その場では反省させなくてもいい

この2つの考え方が大事です。

それでは詳しく解説したいと思います。

感情を切り離して冷静にさせる

「反省して謝る」というのは理想なんですが、感情に支配されている状態では反省することはできません。

怒りや悲しみなど、爆発的に膨れ上がる「負の感情」を、自分の意思でおさえることなんてできないからです。

なので「感情を切り離して冷静にさせる」ことが大事です。

そのためにも、

  • 何が悪いのかわからない
  • 強制的に謝らされたくない

という子供の本音をわかってあげたうえで、まずはその気持ちを受け止めてあげてください。

※子供が謝らない本当の理由については以下の記事に詳しく書いています。

参考記事
子供が謝らない本当の理由知ってる?|親が気づかない子供の本音

子供が友達を傷つけてしまったり泣かせてしまったときに、「謝りなさい」と言ってもなかなか謝らないことあると思います。 &n ...

続きを見る

そうすることで、子供は冷静さを取り戻すことができます。

頭の中に溢れていた感情(思い)を外に出すことで、スペース(余裕)ができるからです。

その場では反省させなくてもいい 

こういうことを言うと、

「反省しなくてもいいとかそんなことを教えるなんてどうかしてる」

「自分がやったことに対して責任を持たせるべきだ」

「相手の気持ちを考えさせなくてどうするの?」

と言われそうですが、反省を強要したところで、その場ですぐに反省なんてできません。

相手の気持ちを考えたり、自分の気持ちを整理したり、やってしまったことに対して冷静に向き合うことって、相当な時間が必要だからです。

その場で求められているのは「謝罪」という形です。

極論を言えば「ごめんなさい」という言葉さえ言えば、その場は収まります。

なので、相手の気持ちを考えるとか、自分がしたことに対する反省とかは後回しにして、まずはその場を収めるために「ごめんなさい」が言えるようにしてあげることが最優先です。

そのためにも、「反省」と「謝罪」を別問題として取り扱うことが大事なんです。

「ごめん」は言わされるのではなく「与える」もの!

とりあえず「ごめん」って謝っとけばその場は収まるから「ごめん」って言っとき!

みたいに言っても、なかなか子供って謝らないですよね。

なぜなら、やらされてる感が強いからです。

なので「自分の意思」で謝るという形にもっていく必要があります。

具体的にはどうするのかというと、自分がその場をコントロールできるんだという考え方に変えていきます。

つまり、その場を収める唯一のカギが「ごめん」という言葉で、じつはそのカギを握っているのは自分なんだということを自覚させるということです。

これを意識させることで、「やらされる」→「与える」に認識を変換させることができます。

自分が与える立場になることで、「ごめん」と言うことに対する抵抗が激減し、素直に「ごめん」が言えるようになる、ということです。

最後に:「相手の気持ちを考えないとダメでしょ」はやめよう

「相手の気持ちを考えないとダメでしょ」的なことをついつい言ってしまいがちですが、その言葉が親への不信感を大きくします。

なぜなら、子供の気持ちを考えずに自分の意見を押し付けている時点で、言っていることとやっていることが「矛盾」しているからです。

だから「相手の気持ちを考えないとダメ」なんて言われてもよくわからないし、納得もできないんです。

  • その場を収めること
  • 反省すること

これを同時に求めると、子供は混乱してしまいます。

反省させることにこだわらず、とりあえずその場を収めることだけにフォーカスしましょう。

で、「ごめん」と言えたことに対して褒めてあげればいいと思いますよ(*^^*)

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