親としてのリーダーシップ

テスト勉強したのに…点数が悪かった子供を前向きにさせる方法

この記事では、勉強があまり得意じゃない子への対応について書いています。

子供なりにテスト勉強がんばってたはずなのに、「え、なんで?」って思うぐらい点数が悪かったんです。

こんな場合どのような対応をすればいいんですか?

努力していたのは知っているので、厳しいこと言って落ち込ませたくない……と思うのが親心ですよね。

下手なことを言って、

「自分は努力してもムダなんだ…」

「自分はやっぱりバカなんだ…」

なんて思ってほしくない。。。

でも、どうやって声かけすればいいのかわからない・・・と悩んでしまうこともあると思います。

結論からいうと、

これって逆にチャンスです!

なぜなら、点数が悪くても「意味づけ」しだいで「自信をもたせて前向きにさせることができる」からです。

この記事を読むことであなたは、

  • 子供が前向きになれるような声かけができる
  • 点が悪かったことに対して怒らなくてすむ

さらに子供は、

  • 落ち込むどころか前向きになり「やればできる」という自信がつく
  • 狙って点数を取れるようになる
  • 迷いがなくなり集中できる

ということが期待できます。

今回は、テスト勉強したのに点数が悪かった子供を前向きにさせる方法について、リーダーシップの観点から詳しく解説したいと思います。

ダメ出しは絶対ダメ!

大前提として絶対にしてはいけないのが、ダメだしすること。

「ここができてない」

「ここがわかってない」

「なんでこれがわからへんの?」

などなど、当たり前ですけど、否定的な意見を言われるのは誰でも嫌です。

「嫌」という感情が勉強とリンクしてしまうと、

「勉強」=「嫌な思いをするもの」

になってしまいます。

そうなると、

  • 嫌な思いをしたくないから余計に勉強をしたくない
  • でも勉強しないといけないから嫌々する
  • 頭に入らないので点数が悪くなる
  • またダメなところを指摘されて嫌な思いをする

という、負のスパイラルに陥ることになるんです。

なので、「点数を取れなかったこと」にフォーカスするのではなく、「点数が取れた部分(プラス要素)」にフォーカスし、「良い意味づけ」をしてあげることが大事なんです!

点が取れたところに対する意味づけ【重要】

狙って点を取れたところだけにフォーカスする

点数が悪かったにせよ、点数を取れたところはありますよね。

まずはそこだけにフォーカスして、こんな質問を投げかけます。

[st-kaiwa-1063]点数が取れたところは、狙って取ったんか?[/st-kaiwa-1063]

この質問に対して、

[st-kaiwa-1116 r]うん、まぁ、一応…[/st-kaiwa-1116]

という答えが返ってきたとします。

一応でも何でもいいので、「ここは覚えたい」とか「正解したい」という前向きな気持ちが少しでもあったのなら、ここでしっかりと「良い意味づけ」をしていきます。

[st-kaiwa-1063]

そうか、狙って取ったんやな!

ええやんええやん♪ 狙って取った問題があるんやったらそれでええと思うで!

[/st-kaiwa-1063]

[st-kaiwa-1116 r]・・・え、 そうなん?[/st-kaiwa-1116]

[st-kaiwa-1063]

そうやで! たとえ2問だけでも、狙って取ったんやったらそれでええ!

で、狙って取れる問題を増やしていけばええやん!

[/st-kaiwa-1063]

という形で、点数が低くても狙って正解したことに対してきちんと肯定してあげる。

「点を取れなかった」というネガティブな思考にならないように、しっかりと褒めてあげることが大事です。

これは、「やればできる」という自信をもたせるためです。

つまり、「狙って獲った達成感」を味わわせて、次のテストに前向きに取り組ませるさせるための意味づけです。

なので、点数が低くてもOK!(あまりにも低すぎるのはきついですけどね…)

ただし、親に言われたままなんとなく勉強して、なんとなく正解した・・・ではダメです。

「狙う→獲る」

という、この「狩人的な感覚」を味わわせるためにも、「狙って獲る」という意味づけにすることが大事なんです。

意味づけ

たとえ正解したのが2問だけでも、狙って取ったことに意味がある!

点が取れなかったことに対する意味づけ

うっかりミスや勘違いなど、わかってるのに間違えたところ

正解がわかっているのに、「うっかり」や「勘違い」で間違えてしまったところは、すごくもったいないですよね。

「問題をしっかり読んでいれば……」

という後悔が残ります。

ただ、「次からしっかり問題を読もうね!」で終わらせるのはよくありません。

なぜなら、わかっているのに間違えるのは、「変なクセ」がついている可能性があるからです。

たとえば、

  • 問題を最後まで読まない
  • 予測で答えを書く
  • 問題の意味を自分勝手に解釈する
  • むずかしい問題につい時間を使いすぎる

とかです。

こういう癖があると、わかっているのに間違えることが何度も起こってしまいます。

なので、わかっているのに間違えるときの「癖」をまずは知ることが大事。

ただこれは自分でも気づいていない思考の癖なので、テスト勉強をしている横でその癖を親がチェックしてあげたほうがいいですね。

意味づけ

うっかりミスや勘違いが起きる悪い思考の「癖」を改善しよう!

勉強したはずなのに点が取れなかったところ

勉強すれば必ず点数が取れる! というものでもありませんが、時間を割いて勉強した分、効果を期待するのは当然だと思います。

しかし、時間をかけても効果が出ないのにはその子なりの理由があるんです。

ここでは、2つの理由をピックアップしたいと思います。

勉強のやり方自体に違和感があった

勉強をしていた時から、なんとなく違和感をもっていた、というのが1つめの理由です。

違和感があると迷いが生まれます。それが雑念(ノイズ)になって、勉強したことが記憶に残らなくなってきます。

「ホンマにやる意味あるのこれ?」

「なんかしっくりこないぁ…」

こんな迷いがある状態だと、「よしやるぞ~!」って気持ちにならないですよね。

その結果、勉強はしているけど、ただ作業をしているだけみたいな感じになり、覚えるための勉強ではなくなるんです。

なので子供自身が、

  • このやり方にどんな効果があるのか
  • 自分にとってどれほどプラスになるのか

ということを納得したうえで、勉強を進めていくことが大事だと思っています。

意味づけ

勉強のやり方に違和感があると迷いが生まれるので、子供も納得できる勉強方法を探す。

そもそも全く興味が無い

そもそも今やっているところに全く興味がない、という場合は、いくら時間をかけて勉強しても、まったく点数が取れないということは起こります。

たとえば英語の単語を覚えるのに「ノートに書きまくる」という方法をとったとします。

これは単語を覚える方法としては王道ですよね。

塾とかで厳しい先生だと、

「書いて書いて書きまくって覚えろ!」

「もう手が動きませんってぐらい書きまくったら覚えられるから、とにかくやれ~!」

みたいなスパルタ的指導をしている人もいるぐらいです。

しかし子供自身が、「まったく興味がない」もしくは「意味がわからないし、わかりたくもない」と思っている場合、この「書きまくって覚える」というやり方はなんの効果も生みません。

そもそも脳が、その単語自体を「ただのアルファベットの集まり」としてしか認識していないかもしれません。

つまり、意味のある単語として覚えられないということです。

「いやいやそんなん言うけど、単語覚えなテストでいい点数取られへんやん!」

と思うかもしれません。

しかし、嫌なものを無理やりやらせると、さらに勉強が嫌いになって、簡単に覚えられるものでも覚えられなくなる「バッドサイクル(負のスパイラル)」に陥ることになるでしょう。

これは、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱している「成功循環モデル」に当てはめてみるとわかりやすいです。

この理論は本来、組織に成功をもたらす基本的な考え方として提唱されているんですが、家庭での親子関係でも同じように使えます。

この理論を「テスト勉強」に置き換えて説明するとこうです。

  • テストでいい点を取るという「結果」を求めることで、「あれやれ!これやれ!」という指示や命令が多くなる
  • やることを決められる、押しけられることで、親子の「関係性」が悪くなる
  • どうせ口答えしても聞いてくれないし、「考えるだけムダ」だと諦める
  • 何も考えず、ただ言われたことを「最低限」のことしかやらなくなる
  • その結果、テストでいい点が取れない…
  • いい点が取れないのは子供のやる気の問題だと思い、さらに厳しく「指示命令」をする
  • さらに「関係性」が悪くなる…

これが、成功循環モデルでいう「バッドサイクル」です。

じゃあどうすればいいのか。

それは、成功循環モデルの「グッドサイクル」に当てはめて考えてみればわかります。

組織の成功循環モデルについては、こちらの記事に詳しく書いているので、参考にしてください。

少し話がそれましたが結論、

まったく興味がないことをムリヤリやらせてもあまり意味がない

ということです。

意味づけ

興味のないことをムリヤリやらせると悪循環に陥る。

まとめ

今回は、テスト勉強したのに…点数が悪かった子供を前向きにさせる方法について書きました。

簡単にまとめると、

  • 大前提として、もし点数が悪かったとしても「ダメ出し」をしない
  • 狙って点が取れたところは褒めてあげて「やればできる」という自信をもたせる
  • うっかりミスや勘違いが起きるのは、「悪い思考の癖」が原因
  • 勉強のやり方に違和感があると迷いが生まれるので、子供も納得できる勉強方法を探す
  • 興味のないことをムリヤリやらせると悪循環に陥る

ということでした。

点数が悪かったからといって、さらに勉強時間を増やすとか、ムリヤリにでも勉強させるというのは逆効果になりかねません。

せっかくの機会なので、

できたところは肯定して自信をもたせてあげてください。そうすることで子供は少しずつ前向きになります。

できなかったところは、子供に問題があるのではなく、「勉強方法や環境に問題があるんだ」という視点で「自分にできること」を見つけて少しずつ改善してあげてくださいね。

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